2026/4/1
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国内

陸自、熊本・健軍駐屯地に長射程ミサイル発射機を初配備 射程約1,000km

要約

12式地対艦誘導弾能力向上型の発射機が富士駐屯地から移動し、8日夜に北九州市で陸揚げされた。当初計画より1年前倒しでの配備となり、駐屯地前では約100人の市民が抗議活動を行った。

安保3文書安全保障熊本県自衛隊防衛政策

初の配備先は熊本・健軍駐屯地

陸上自衛隊は、長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」の発射機を熊本市の健軍駐屯地に配備する。健軍駐屯地が全国初の配備先となり、月内に配備を完了する予定だ。

発射機などは7日に静岡県の富士駐屯地から移動を開始し、8日午後9時過ぎに北九州市の新門司港で陸揚げされた。その後、9日未明に健軍駐屯地へ搬入された。

Japanese scenery
※画像はイメージです

射程約1,000km、「反撃能力」の中核装備

12式地対艦誘導弾能力向上型は約1,000kmの飛翔が可能で、九州から大陸沿岸部に到達できる射程を有する。このミサイルは、2022年に策定された安全保障関連3文書で保有が明記された「反撃能力」として位置付けられている。

配備開始は当初2027年3月の計画だったが、1年前倒しされた形となる。

駐屯地前では市民が抗議

健軍駐屯地の正門前には約100人の市民が集まり、抗議活動を行った。参加者からは「不意打ちのような暴挙だ」との声が上がり、「長射程ミサイル熊本配備反対」「熊本を戦場にしないで」と書かれたプラカードが掲げられた。

  1. 安保関連3文書を策定

    反撃能力の保有が明記され、長射程ミサイルの開発・配備方針が正式に決定された

  2. 富士駐屯地から移動開始

    発射機などが静岡県の富士駐屯地を出発し、熊本へ向けた輸送が始まった

  3. 新門司港で陸揚げ

    午後9時過ぎに北九州市の新門司港に到着。当初計画より1年前倒しでの配備となった

  4. 健軍駐屯地に搬入

    全国初の配備先となる健軍駐屯地に発射機が到着。正門前では約100人が抗議活動を展開した