小学館、性加害把握の漫画家を別名義で再起用 第三者委員会設置へ
要約
小学館マンガワン編集部が性加害を把握していた男性漫画家を別のペンネームで新連載の原作者に起用していた問題で、同社は3月9日に管理監督体制の不備を認め、被害女性への謝罪と第三者委員会の設置を発表した。
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小学館が公式サイトで謝罪コメント発表
小学館は3月9日、公式サイトでコメントを発表し、同社のマンガワン編集部が性加害を把握していた男性漫画家を別のペンネームで新連載の原作者として起用していた問題について謝罪した。同社は「おわび申し上げます」とし、第三者委員会の設置を併せて発表した。
小学館は今回の再起用について「女性の人権をないがしろにした行為であり、会社としての管理監督責任を痛切に感じる」とコメント。管理監督体制に問題があったことを正式に認めた。被害女性に対しては、3月5日に電話で謝罪を行っている。
作品掲載取りやめと抗議の広がり
問題の発覚後、マンガワンでは複数の作品の掲載が取りやめられる事態に発展している。漫画家や作家からは編集部の対応に対する抗議が相次いでおり、波紋は広がりを見せている。
性加害が把握されていたにもかかわらず、名義を変えて起用するという編集部の判断に対し、業界内外から厳しい批判の声が上がっている状況だ。
第三者委員会で再発防止へ
小学館は第三者委員会を設置し、今回の問題の経緯や編集部の対応を検証する方針を示した。委員会の具体的な構成メンバーや調査期間などの詳細は、現時点では明らかにされていない。
同社がどこまで踏み込んだ調査と改革を行えるかが、今後の焦点となる。