2026/4/1
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社会

楽天モバイルeSIM不正契約で20歳と19歳を逮捕、約1千回線を契約か

要約

警視庁は、他人の楽天アカウントを悪用してeSIMを不正契約したとして、高専生と無職少年を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。2人はサイバーセキュリティー大会で好成績を収めている。

不正アクセス楽天グループ詐欺事件警視庁

高専生と無職少年、電子計算機使用詐欺で逮捕

警視庁は9日、楽天モバイルのeSIMを不正に契約したとして、北海道旭川市の高等専門学校生の男(20歳)を電子計算機使用詐欺の疑いで、東京都練馬区の無職の少年(19歳)を同幇助の疑いで逮捕した。2人とも容疑を認めている。

2人は、別のオンラインサービスで不正に入手した他人の楽天アカウントのIDとパスワードを使い、正規の顧客を装ってeSIMの契約を繰り返していた疑いが持たれている。警視庁は、2人が昨年8月から10月にかけて約1千回線を不正に契約したとみている。

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※画像はイメージです

偽サイト作製とプログラムでシステムを欺く

捜査によると、2人は楽天モバイルが1つの楽天アカウントで10回線まで契約できる仕組みを悪用していた。少年が楽天側のシステムに契約を誤認させるウェブサイトを作製し、本人でなくても通信に必要なeSIMを簡単に追加契約できる仕組みを構築。自作プログラムを用いて不正契約を実行していた。

特定された不正契約は、昨年7月26日と10月19日に2人の顧客のIDとパスワードを使って行われた4回線分である。2人の手元からは、海外のサイトから取得されたとみられる500万件超の顧客のIDとパスワードが見つかっている。

サイバーセキュリティー大会で好成績の2人

2人はネット上で知り合い、サイバーセキュリティーの技術を競う大会に出場して好成績を収めていたという。高い技術力を持つ若者が、その能力を不正行為に転用した形だ。

警視庁が一連の不正契約の全容解明を進めている。