中東情勢悪化で邦人281人がサウジアラビアからチャーター機で帰国
要約
米国・イスラエルのイラン攻撃後、空港閉鎖や欠航が相次ぐ中、クウェート、バーレーン、カタールから陸路で退避した邦人を含む281人が、政府チャーター機でサウジアラビアから帰国した。
4カ国から集結した281人が帰国
外務省は10日、中東情勢の悪化を受けてサウジアラビアから政府手配のチャーター機で日本人ら281人が帰国したと発表した。米国とイスラエルによるイラン攻撃以降、中東各地で空港の閉鎖や航空便の欠航が相次いでおり、帰国を希望する邦人の輸送が急務となっていた。
搭乗者にはサウジアラビア滞在者のほか、クウェート、バーレーン、カタールから陸路でサウジに退避した邦人が含まれている。カタールの首都ドーハからは9日に48人がバスでサウジアラビアの首都リヤドに移動し、チャーター機に合流した。
オマーンに続く2回目の帰国支援
政府チャーター機による帰国支援は今回が2回目となる。1回目は8日にオマーンから到着した便で、今回のサウジアラビア便がそれに続く形だ。
オマーンからのチャーター機到着
帰国支援の第1便。中東情勢悪化後、初の政府チャーター機による邦人輸送が実現した。
カタールから48人がバスでリヤドへ移動
ドーハからサウジアラビアの首都リヤドまで陸路で退避。翌日のチャーター機搭乗に備えた。
サウジアラビアから281人が帰国
クウェート、バーレーン、カタールからの退避者を含む281人を乗せた第2便が日本に到着した。
第2便・ドバイ便も計画中
外務省によると、サウジアラビアからは第2便の運航も計画されている。さらに、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからも近くチャーター機を運航する予定で、複数の拠点から段階的に邦人の帰国を進める方針だ。
中東地域では米国・イスラエルのイラン攻撃後、航空路線の運休が広がっており、商用便による帰国が困難な状況が続いている。政府は引き続き帰国希望者の輸送体制を整備していく構えである。