豪政府、イラン女子サッカー代表5選手に人道的ビザ発給 国歌斉唱拒否で帰国困難
要約
オーストラリア政府がイラン女子サッカー代表の選手5人に人道的ビザを発給した。イラン国内での処罰を懸念する国際社会の支援を受ける形となった。
イランオーストラリアサッカービザ人権
豪政府が人道的ビザを発給
オーストラリア政府が、サッカー女子イラン代表の選手5人に対し、同国内への滞在を認める人道的ビザを発給したことが明らかになった。
選手らはオーストラリアで行われた試合において国歌を歌わなかった。この行為に対し、イラン国内では「戦時中の裏切り者」との非難が上がっており、帰国した場合に処罰を受けるおそれがあるとされている。
「裏切り者」との非難と帰国リスク
イラン国内では、国歌斉唱を拒否した選手らへの批判が強まっている。「戦時中の裏切り者」という表現が用いられるなど、体制側からの厳しい反応が伝えられており、選手らが帰国すれば何らかの処罰を受ける可能性が指摘されていた。
こうした状況を受け、オーストラリア政府は5人の選手に人道的ビザを発給し、同国内での滞在を認める判断を下した。
国際社会の関心
イランでは、女性アスリートが体制に対する異議を示す行動をとった場合、厳しい処分が科される事例が過去にも報告されている。2022年にはスポーツクライミングの女子選手がヒジャブなしで国際大会に出場し、国際的な注目を集めた。
今回のオーストラリア政府の対応に関連し、トランプ米大統領もイラン女子サッカー代表選手の受け入れに意欲を示しているとの報道もあり、複数の先進国が選手らの保護に関心を寄せている。