2026/4/1
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社会

東京大空襲81年、都慰霊堂で法要 戦争経験者の減少で記憶継承が課題に

要約

1945年3月10日の東京大空襲から81年を迎え、墨田区の東京都慰霊堂で法要が営まれた。秋篠宮ご夫妻も参列し、約10万人の犠牲者を追悼した。戦争経験者の減少が進むなか、惨禍の記憶をどう次世代に伝えるかが大きな課題となっている。

東京都歴史継承追悼式

都慰霊堂で追悼法要、秋篠宮ご夫妻も参列

太平洋戦争末期の1945年3月10日に発生した東京大空襲から81年を迎えた2026年3月10日、東京都慰霊堂(墨田区)で法要が営まれた。秋篠宮ご夫妻も参列し、約10万人とされる犠牲者の冥福を祈った。

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※画像はイメージです

東京大空襲では、米軍のB29爆撃機が江東区、台東区、墨田区などの木造住宅密集地に焼夷弾を無差別投下。大火災が発生し、多数の死者・負傷者が出た。一夜にして約10万人が命を落としたとされ、日本の都市空襲のなかでも最大級の被害となった。

小池都知事「記憶を語り継がねばならない」

小池百合子東京都知事は法要にあたり、「記憶を語り継ぎながら、未来へと力強く歩んでいかねばなりません」と述べた。

都慰霊協会の青山佾会長のもとで執り行われた法要には、遺族らが参列し、戦禍の犠牲者に祈りを捧げた。

戦争経験者の減少、記憶の継承が急務

空襲から81年が経過し、戦争を直接経験した世代は年々少なくなっている。当時の惨状を自らの言葉で語れる人が減り続けるなか、戦争の記憶をいかに次の世代へ伝えていくかが大きな課題となっている。

東京都慰霊堂は、関東大震災と東京大空襲の犠牲者を合わせて慰霊する施設として、毎年3月10日に法要を営んでおり、戦争の記憶を風化させないための場としての役割を担い続けている。