東日本大震災15年、今なお2519人の行方不明者 気仙沼では5年ぶり捜索再開も
要約
宮城県気仙沼市ではコロナ禍の影響で5年間にわたり捜索が中断していたが、昨年1人の女の子の遺骨が発見された。15年を経てもなお家族のもとに戻れない人々がいる。
宮城県復興東日本大震災行方不明者追悼
東日本大震災15年、今なお2519人の行方不明者 気仙沼では5年ぶり捜索再開も
2519人が今も行方不明のまま
東日本大震災の発生から2026年3月11日で15年を迎えた。あの日から時は流れたが、現在も2519人の行方がわかっていない。被災地では追悼の祈りが捧げられる一方、家族のもとに帰れないままの人々の存在が、震災の傷の深さを改めて突きつけている。
気仙沼市、コロナ禍で5年間捜索できず
宮城県気仙沼市では、ここ5年間にわたり行方不明者の捜索が行われていなかった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響などが、捜索活動の中断につながったとされる。
沿岸部を中心に甚大な被害を受けた同市にとって、捜索の空白期間は重い現実である。しかし昨年、同市で1人の女の子の遺骨が発見された。15年という歳月を経てなお、手がかりが見つかる可能性が残されていることを示す事例となった。
南三陸町長、手帳に15年の思いを刻む
南三陸町の町長は、手帳に15年間の思いを刻んできたという。被災自治体の首長として、復興と追悼の日々を歩み続けてきた重みがにじむ。
震災から15年。行方不明者の数は12年時点の2523人から14年時点の2520人、そして現在の2519人へと、ごくわずかずつしか減っていない。身元の判明が年間数人にとどまる状況が続く中、遺族の待つ時間は今も止まらない。