2026/4/1
nippon-post.com
国内

UAE・サウジから政府チャーター機が帰国、計448人が出国

要約

中東情勢の悪化を受け、外務省が手配したチャーター機がUAEとサウジアラビアから相次いで日本に到着。276人と172人がそれぞれ帰国した。

チャーター機中東情勢邦人保護

2便で計448人が帰国

中東情勢の悪化を受け、外務省は3月11日、アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアからそれぞれ政府手配のチャーター機が日本に帰国したと発表した。帰国を希望する在留邦人らの出国支援として運航されたもので、UAE発の便には日本人ら276人、サウジアラビア発の便には日本人ら172人が搭乗した。

charter aircraft, airplane departure, airport terminal, government delegation
※画像はイメージです

サウジアラビアからのチャーター機には、クウェート、バーレーン、カタールから陸路でサウジアラビアへ移動した出国希望者も含まれていた。また同便には韓国人など外国人12人も搭乗しており、国籍を超えた退避支援が行われた形だ。

空港閉鎖で陸路移動を余儀なくされる

背景には、中東地域の情勢悪化に伴い、クウェート、バーレーン、カタール、UAEの各国際空港が閉鎖され、商用便による出国が困難になった事情がある。外務省は3月5日、これら6カ国の危険情報をレベル3(渡航中止勧告)に引き上げていた。空港が稼働しているサウジアラビアやオマーンへ陸路で移動したうえでチャーター機に搭乗するという、二段階の退避オペレーションとなった。

出国支援は継続の方針

外務省は、引き続きチャーター機による出国支援を続ける見通しを示している。中東地域では約2万3,000便の欠航が発生するなど航空網にも深刻な影響が及んでおり、商用便の確保が困難な状況が続いている。現地には海外緊急展開チーム(ERT)が派遣され、帰国手続きのサポートにあたっている。