北朝鮮、600ミリ多連装ロケット砲12基を発射 金正恩氏が現地指導
要約
朝鮮中央通信が15日に報じたもので、12基のロケット砲から発射された弾はすべて約364キロ先の日本海上の島に命中したとされる。金正恩氏は兵器を「戦争抑止手段」と位置づけつつ、敵の挑発時には「破壊的攻撃手段」として使用すると警告した。
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12基のロケット砲が日本海の目標に命中
朝鮮中央通信は15日、朝鮮人民軍が14日に火力打撃訓練を実施し、金正恩総書記が現地指導を行ったと報じた。訓練では「600ミリ超精密多連装放射砲(ロケット砲)」12基が動員され、移動式発射台から波状的に発射された。
北朝鮮側の発表によると、すべての弾が約364キロ先の日本海にある島に命中した。金正恩氏の娘も訓練に同行していたという。
韓国軍は14日の時点で、北朝鮮から十数発の弾道ミサイルが発射されたと発表していた。北朝鮮が「ロケット砲」と称する兵器について、韓国軍は「弾道ミサイル」と分類しており、双方の呼称には食い違いがある。
金正恩氏「戦争抑止手段」と位置づけ
金正恩氏はこの兵器について「戦争抑止手段」と位置づける一方、「敵の挑発を防げない場合、巨大な破壊的攻撃手段として使用される」と警告した。さらに、発射の射程が「420キロ圏内」に及ぶと言及し、韓国全域を射程に収める能力を誇示した形だ。
米韓合同軍事演習への反発か
韓国の専門家は、今回の発射について、現在実施されている米韓合同軍事演習に反発する意図があると分析している。
北朝鮮による大規模な火力打撃訓練の実施は、朝鮮半島の軍事的緊張を一段と高めるものとなった。