韓仏首脳がソウルで会談、ホルムズ海峡の安全確保と重要鉱物供給網で協力へ
要約
韓国の李在明大統領とフランスのマクロン大統領は3日、ソウルで会談し、ホルムズ海峡の安全確保や重要鉱物のサプライチェーン強化に向けた協力で合意しました。マクロン大統領にとって就任後初の訪韓となり、両国の戦略的連携の深化が鮮明になっています。
両首脳が大統領府で会談、幅広い分野で協力を確認
韓国の李在明大統領とフランスのマクロン大統領は3日、ソウルの大統領府で首脳会談を行い、経済・エネルギー危機への協力、重要鉱物のサプライチェーン確保、研究分野での連携に合意した。マクロン大統領にとって、就任後初の韓国公式訪問となった。
共同記者発表で李大統領は「政策と戦略を共有し、世界経済の不確実性を解消するため努力していく」と述べ、両国が直面する経済的課題に共同で取り組む姿勢を強調した。
ホルムズ海峡の海上輸送路確保で一致
会談の焦点の一つとなったのが、ホルムズ海峡における海上輸送路の安全確保だ。李大統領は「ホルムズ海峡の安全な海上輸送路を確保するため協力していく意思を確認した」と明らかにした。
マクロン大統領もホルムズ海峡での緊張緩和に向けた取り組みに言及し、「ウクライナ問題にせよ、朝鮮半島の安定の問題にせよ、私たちは国際法の尊重を擁護したい」と語った。エネルギー輸送の大動脈であるホルムズ海峡の安定は、韓仏両国にとって共通の利害であり、今回の合意はこの地域における安全保障面での連携強化を示すものだ。
重要鉱物・研究分野でも連携を深化
両首脳は重要鉱物のサプライチェーン確保についても協力で一致した。電気自動車や半導体など先端産業に不可欠なレアアースをはじめとする重要鉱物は、特定国への供給依存がリスクとして認識されており、調達先の多角化と供給網の強靭化が国際的な課題となっている。
さらに、研究分野での協力も合意事項に含まれ、韓仏両国が経済・安全保障の両面にわたる包括的な協力関係の構築を目指していることが改めて確認された。