キューバ大統領、トランプ政権との協議開始を発表 深刻な燃料不足が背景に
要約
キューバのディアスカネル大統領が国営テレビで米国との対話開始を表明。数カ月続く燃料危機の中、米国の経済的圧力を背景に協議に踏み切った。
キューバのディアスカネル大統領は13日、国営テレビを通じ、トランプ米政権との間で「相違点の解決」に向けた協議を開始したと発表した。キューバでは米国による制裁などの影響で深刻な燃料不足が数カ月にわたり続いており、経済的な窮状が対話に踏み切る背景にあるとみられる。
燃料不足が続くキューバの窮状
キューバは長年にわたりエネルギー供給の多くを外部に依存してきたが、米国の制裁強化などにより燃料の確保が困難な状況に陥っている。数カ月にわたる燃料不足は国民生活に深刻な打撃を与えており、こうした経済危機が米国との協議に向かわせた要因とみられる。
ディアスカネル大統領は、両国間の相違点について対話を通じた解決を目指す姿勢を示した。
ベネズエラ攻撃後、米国はキューバにも照準
トランプ大統領は1月以降、ベネズエラに対して軍事攻撃を実施し、マドゥロ大統領を拘束した。中南米における強硬姿勢を鮮明にする中、今月7日にはイランでの軍事作戦が落ち着いた後にキューバの政治的変化を目指す考えを示唆している。
米国側の交渉役を務めるのはルビオ国務長官だ。キューバ系アメリカ人であるルビオ氏は、キューバの現体制に対する批判的な立場で知られる人物である。
協議の行方に不透明さも
今回の協議で具体的にどのような議題が取り上げられるかは明らかにされていない。ディアスカネル大統領が「相違点の解決」と表現した内容の詳細も不明だ。
米国がベネズエラに軍事攻撃
トランプ大統領の指示でベネズエラへの軍事作戦が実施され、マドゥロ大統領が拘束された。中南米への強硬姿勢が鮮明に。
トランプ大統領がキューバの政治的変化に言及
イランでの軍事作戦が落ち着いた後、キューバの政治的変化を目指す考えを示唆した。
キューバ大統領が米国との協議開始を発表
ディアスカネル大統領が国営テレビで「相違点の解決」に向けた協議の開始を表明。燃料不足が深刻化する中での決断となった。
米国がベネズエラに続きキューバへの圧力を強める中、燃料不足に苦しむキューバが対話の席に着いた形だ。交渉役のルビオ国務長官がキューバ現体制の批判者であることも踏まえ、協議の今後の展開が注目される。