米大統領、中国のホルムズ海峡対応次第で訪中延期の意向を表明
要約
米大統領が中国によるホルムズ海峡を巡る対応を条件に、訪中を延期する可能性を示した。米中間の中東情勢を巡る駆け引きが一段と緊迫している。
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訪中延期の可能性を示唆
米大統領は3月16日、中国のホルムズ海峡を巡る対応次第で訪中を延期する考えを示した。米中関係の重要な外交日程に、中東情勢が直接影響を及ぼす異例の展開となっている。
ホルムズ海峡と米中の駆け引き
米大統領が訪中延期の条件としてホルムズ海峡問題を挙げた背景には、中東情勢と対中外交を連動させる狙いがあるとみられる。ホルムズ海峡は世界の石油輸送量の約2割が通過する海上交通の要衝であり、中国は原油輸入の約50%を同海峡経由で調達している。
2026年2月末に米国とイスラエルがイランへの大規模軍事攻撃を実施して以降、ホルムズ海峡では船舶の運航がほぼ停止状態に陥っている。中国はイランに対し、直接協議を通じてホルムズ海峡の安全航行を確保するよう働きかけているとされるが、米大統領はその対応が不十分と判断すれば外交日程の見直しも辞さない姿勢を鮮明にした形だ。
今後の焦点
訪中の具体的な予定日時や、延期回避のために中国に求める具体的な条件は明らかにされていない。中国政府側の公式な反応も現時点では伝えられておらず、今後の米中双方の動向が注目される。