2026/4/1
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国際

パキスタン首相、米・イラン停戦協議の仲介準備を表明 今週中の開催を提案

要約

英フィナンシャル・タイムズの報道を受け、シャリフ首相がXで「解決に向けた意義深い協議を開く準備はできている」と投稿。首都イスラマバードでの高官協議を提案したが、実現には米イラン双方の同意が必要となる。

パキスタン停戦交渉米イラン関係

パキスタンが停戦仲介に名乗り

パキスタンのシャリフ首相は3月24日、米国とイランの軍事衝突をめぐる停戦協議の仲介に乗り出す姿勢を明らかにした。首都イスラマバードで早ければ今週中にも米・イラン双方の高官による協議を開催することを提案している。

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※画像はイメージです

シャリフ首相はX(旧ツイッター)への投稿で「解決に向けた意義深い協議を開く準備はできている」と表明した。一方で「米国とイランの同意が条件」とも述べており、協議の実現には両国の合意が不可欠であることを強調した。

FTが仲介模索を先行報道

パキスタンの停戦仲介への動きは、3月23日に英フィナンシャル・タイムズ(FT)が先行して報じていた。翌24日にシャリフ首相自身がSNSを通じて公式に意思を示した形となる。提案されている協議の具体的な日程や、参加が想定される高官の人物名・職位については明らかになっていない。

地政学的な位置づけ

パキスタンは米国とは長年の軍事同盟関係にあり、イランとも良好な二国間関係を維持してきた。この双方との外交チャンネルを持つ立場が、仲介役としての名乗りにつながったとみられる。

米・イラン間の軍事衝突は2月28日から続いており、ホルムズ海峡の事実上の封鎖など国際的な影響が拡大している。停戦に向けた仲介努力はエジプトやトルコなど他の地域大国も進めているとされており、複数国による協調体制が構築されつつある。協議開催の見通しは依然として不透明な状況にある。