2026/4/1
nippon-post.com
社会

弁護士ら2人逮捕、53億円副業詐欺グループの資金隠匿に関与か

要約

警視庁は副業詐欺グループによる詐欺事件で、凍結口座から現金を無断で引き出した疑いで弁護士の高田康章容疑者と職業不詳の鈴木一樹容疑者を逮捕した。

弁護士法組織犯罪詐欺事件警視庁

弁護士と男を詐欺容疑で逮捕

警視庁犯罪収益対策課は2026年3月24日、副業のあっせんをかたるサイトを運営する詐欺グループの事件に絡み、弁護士の高田康章容疑者(47、横浜市瀬谷区)と職業不詳の鈴木一樹容疑者(50、千葉県市川市)を詐欺および組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで逮捕した。

Community gathering
※画像はイメージです

2人の逮捕容疑は2023年9月から12月にかけて、音楽教室運営会社名義の口座から現金約58万円を引き出した疑い。この口座はすでに凍結されていたもので、神奈川県の信用金庫に偽の書面を提出して資金を引き出したとみられる。

被害総額は約53億円

この詐欺グループによる被害総額は約53億円に上るとされる。グループは副業をあっせんするサイトを運営し、利用者から金銭をだまし取っていた。

捜査関係者によると、高田容疑者はグループ側の刑事弁護を担当し、月約100万円の報酬を受け取っていたとみられる。また、高田容疑者が凍結口座から引き出した金額は少なくとも1600万円以上に上るとみられている。

弁護士の関与が焦点に

今回の事件では、法律の専門家である弁護士が詐欺グループの資金隠匿に関与していた疑いが持たれている点が注目される。高田容疑者がグループの運営にどの程度関わっていたのか、また鈴木容疑者の具体的な役割について、警視庁が詳しい経緯を調べている。