ゴーカート暴走で2歳児死亡、函館地検がイベント主催者ら2人を在宅起訴
要約
北海道森町のゴーカート乗車体験イベントで2歳男児が死亡した事故について、函館地検が主催側の2人を業務上過失致死傷の罪で在宅起訴した。
事件北海道安全管理業務上過失致死死亡事故
防護体なし・立ち入り制限なしで起訴
函館地検は、2022年9月に北海道森町で開催された子ども向けゴーカート乗車体験イベントで2歳の男児が死亡した事故について、イベント主催側の2人を業務上過失致死傷の罪で在宅起訴した。
起訴されたのは、自動車販売会社・函館トヨペットの会社員、坂上裕一被告(46)と、コース設営を担当したアクトコーポレーションの会社役員、九谷田聡被告(48)の2人。
小学生運転のカートが暴走、見物客を直撃
事故は2022年9月18日午前、森町で開かれたゴーカート乗車体験イベントの最中に発生した。小学校高学年の児童が運転していたカートが暴走し、コース外で見物していた2歳の男児に衝突。男児は死亡し、別の4歳児童もけがを負った。
函館地検は起訴理由として、カートの衝突を回避するための防護体を設置しなかったこと、コース周辺に人を立ち入らせないようにする措置を怠ったことを挙げている。
事故から約3年半、刑事処分へ
事故の発生から在宅起訴まで約3年半が経過しており、過失の立証に時間を要した形だ。子ども向けゴーカートのイベントでは、公道外で行われる場合、国が定める統一的な安全基準が存在せず、事業者の判断に委ねられてきた経緯がある。この事故を受け、2023年3月には日本自動車連盟(JAF)が走行区間と観客区間の分離や防護柵の設置などを盛り込んだガイドラインを策定している。