ベラルーシのルカシェンコ大統領が北朝鮮訪問、金正恩総書記と首脳会談へ
要約
ベラルーシ大統領府が3月25日からの訪朝を発表。米欧制裁下の両国が首脳会談を通じて対西側の結束を強化する動きが注視されている。
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ベラルーシ大統領府が訪朝を発表
ベラルーシの大統領府は、ルカシェンコ大統領が2026年3月25日から北朝鮮を訪問すると発表した。訪問の目的は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記との首脳会談である。
報道では、今回の訪問について「西側諸国をけん制する」意図があるとの分析が示されている。具体的な協議内容や滞在期間については、現時点で明らかにされていない。
米欧制裁下の両国が接近
ベラルーシと北朝鮮はいずれも米国や欧州から制裁を受けており、国際的に孤立した立場に置かれている。こうした状況の中で、両国の首脳が直接会談を行うことは、対西側の結束を内外に示す狙いがあるとみられる。
2024年7月には、ベラルーシのルイジェンコフ外相が訪朝し、ソ連崩壊後初となる外交的接触を実現。両国間の外交的接触が急速に活発化してきた。今回のルカシェンコ大統領の訪問は、こうした関係強化の流れを首脳レベルに引き上げるものとなる。
ロシアを軸とした連携の構図
ベラルーシと北朝鮮は、いずれもロシアとの強固な同盟関係を外交の基軸に据えている。ルカシェンコ大統領は1994年の就任以来、一貫して親露路線を維持してきた。北朝鮮もまた、国連制裁下でロシアとの経済的・軍事的な結びつきを深めてきた経緯がある。
今回の首脳会談が、ロシアを中心とする反西側陣営の連携強化にどのような影響を与えるか、国際社会が注視している。