2026/4/1
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社会

富山飲酒逆走死亡事故、地検が危険運転致死罪の起訴見送り 遺族6万人超の署名実らず

要約

2024年に富山市で飲酒逆走により女性が死亡した事故で、富山地検は危険運転致死罪での起訴を見送った。遺族は約6万2000人分の署名を集め適用を求めていた。

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富山地検、危険運転致死罪の適用を見送り

2024年に富山市で発生した飲酒逆走死亡事故について、富山地検は危険運転致死罪での起訴を見送る決定を下した。男性は自動車運転処罰法違反などの容疑で書類送検されていたが、より重い罪での立件は行われないこととなった。

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※画像はイメージです

遺族は危険運転致死罪の適用を求めて署名活動を展開し、その声は多くの賛同を集めていた。にもかかわらず今回の決定が出されたことで、飲酒運転事故における罪の適用基準をめぐる議論が改めて浮き彫りとなった。

事件の経緯

事故は2024年、富山市内で発生した。男性が飲酒した状態で一方通行を逆走し、女性を死亡させた。男性は自動車運転処罰法違反などの容疑で書類送検されたが、富山地検は危険運転致死罪ではなく、より法定刑の軽い罪での対応を選択した形となる。

危険運転致死罪の法定刑は1年以上20年以下の拘禁刑であるのに対し、過失運転致死傷罪は7年以下の拘禁刑にとどまる。この刑罰の差が、遺族が危険運転致死罪の適用を強く求めた背景にある。

遺族の署名活動と社会の反応

遺族は事件後、危険運転致死罪の適用を求めて署名活動を行った。飲酒した上での逆走という悪質な運転行為に対し、より重い罪での処罰を求める遺族の訴えは、交通事故被害者の処罰感情と法的判断の乖離という根深い問題を改めて社会に突きつけている。

問われる危険運転致死罪の適用基準

今回の起訴見送りは、危険運転致死罪の適用基準のあり方に再び注目を集める契機となった。飲酒運転による逆走で人命が失われたにもかかわらず、危険運転致死罪が適用されないという判断は、現行法の構成要件や検察の裁量判断をめぐる議論を加速させる可能性がある。