蛍光灯器具の劣化で発火事故相次ぐ、過去10年で205件 NITEが注意喚起
要約
製品評価技術基盤機構の集計で、蛍光灯器具の事故のうち使用10年超が約9割を占めることが判明。2027年末の製造終了を前に、LED化の際の安全対策が課題となっている。
LEDNITE安全対策火災蛍光灯
10年超の使用が事故の約9割
製品評価技術基盤機構(NITE)は、蛍光灯器具の劣化による発火事故が相次いでいるとして注意喚起を行った。NITEの集計によると、過去10年間で蛍光灯器具に関する事故は205件発生している。
使用年数が推定できた事故のうち、約9割が使用年数10年を超えていたことが明らかになった。長期間にわたって使用された蛍光灯器具の内部が劣化し、発火に至るケースが確認されている。
LEDランプへの交換時にも注意
蛍光灯をLEDランプに変更した際にも、劣化した蛍光灯器具が原因で発火事故が発生している。ランプだけを交換しても、器具そのものが劣化していれば事故のリスクは残ることになる。
2027年末に蛍光灯の製造終了へ
水銀のリスクを考慮し、蛍光灯の製造は2027年末までに終了する予定だ。製造終了に伴い、今後多くの施設や家庭でLED照明への切り替えが進むとみられる。その際、長年使用してきた蛍光灯器具をそのまま利用することで、発火事故が増加する懸念がある。
NITEは、蛍光灯器具の使用状況を改めて確認し、劣化が疑われる場合は早めの対応を検討するよう呼びかけている。