ベラルーシ大統領が北朝鮮訪問、金正恩氏と会談し友好協力条約に署名
要約
ベラルーシのルカシェンコ大統領が北朝鮮を訪問し、金正恩総書記と会談。両国は友好協力条約に署名し、ロシアを軸とした同盟関係を強化した。
ベラルーシ北朝鮮国際関係
ベラルーシと北朝鮮が友好協力条約に署名
ベラルーシのルカシェンコ大統領が北朝鮮を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)総書記と会談を行った。両首脳は会談の中で友好協力条約に署名した。
ロシアとベラルーシ、北朝鮮は同盟関係にあり、今回の条約署名は3カ国の結びつきをさらに深めるものとなる。両国の関係強化には、西側諸国をけん制するねらいがあるとみられる。
ロシアを軸とした同盟構図
ベラルーシはロシアとの間で連合国家創設条約を結ぶ伝統的な親ロシア国家である。一方、北朝鮮も2024年6月にロシアと包括的戦略パートナーシップ条約を締結しており、ロシアを介した3カ国の関係が強まっている。
今回のルカシェンコ大統領の訪朝は、こうしたロシアを軸とする同盟国同士の直接的な関係構築を進める動きといえる。
欧米制裁下の国家間連携
ベラルーシと北朝鮮はいずれも欧米諸国から制裁を受けており、国際的な孤立という共通の課題を抱えている。ベラルーシのルカシェンコ大統領は2025年1月の大統領選挙をめぐり、EUや米国などから不正選挙との非難を受けた。北朝鮮も米国を中心とした経済制裁の下に置かれている。
友好協力条約の締結は、制裁下にある国家同士が結びつきを強め、外交上の孤立に対抗する姿勢を示したものである。ウクライナ戦争を契機とした国際秩序の再編が進む中、欧米との対立構図がさらに深まる可能性がある。