ペルシャ湾でタンカー200隻超が足止め、機雷とドローンで脱出不能に
要約
米・イスラエルのイラン攻撃開始から約1カ月、ホルムズ海峡は機雷で封鎖状態となり、湾内に取り残された船員がドローン攻撃の恐怖と隣り合わせの日々を証言した。
イラン情勢ペルシャ湾ホルムズ海峡
船員が語る湾内の緊迫
ペルシャ湾に足止めされているタンカーに乗務する中国人船員が3月26日、取材に応じ、湾内の緊迫した状況を明らかにした。船員は「明かりがついているのはすべて船です。私の周りだけで少なくとも200隻います」と語り、夜間のペルシャ湾が無数のタンカーの灯火で埋め尽くされている様子を伝えた。
この船員が乗るタンカーは、米国とイスラエルによるイランへの攻撃が始まった先月28日にペルシャ湾へ入港。その後、ホルムズ海峡が事実上封鎖され、脱出できない状態が続いている。
ドローン攻撃、わずか2カイリ先で
船員は身の危険についても証言した。「かなり心配です。この船からわずか2カイリ(約3.7キロメートル)の距離にいた船がイランのドローン攻撃を受けました」と述べ、攻撃が間近に迫っている現実を訴えた。
ペルシャ湾内ではイランによるドローン攻撃が発生しており、停泊中のタンカーにとって常に脅威となっている。
機雷が阻むホルムズ海峡
湾外への脱出を阻んでいるのが、ホルムズ海峡に設置された機雷の存在である。船員は「ホルムズ海峡内は機雷で埋め尽くされていて、機雷の位置も不明です」と語った。位置が特定できない機雷が海峡内に敷設されているため、タンカーは航行そのものが極めて危険な状態に置かれている。
米国とイスラエルが先月28日にイランへの攻撃を開始して以降、ホルムズ海峡は事実上の封鎖状態にある。湾内に閉じ込められた複数のタンカーと乗組員は、出口のない海域でドローンと機雷の脅威にさらされ続けている。