福間香奈女流五冠、編入試験で3敗 女性初のプロ棋士ならず
要約
将棋の棋士編入試験五番勝負で福間香奈女流五冠が第3局に敗れ、3敗となりプロ入りの可能性が消滅した。2022年に続く2度目の挑戦は実らず、女性初のプロ棋士誕生への道のりの険しさが改めて浮き彫りとなった。
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編入試験第3局で敗北、プロ入りならず
将棋の福間香奈女流五冠(34)が挑んでいた棋士編入試験五番勝負の第3局が大阪府で行われ、福間女流五冠は敗北を喫した。編入試験は五番勝負で3勝が合格ラインだが、福間女流五冠は3敗を喫したことで合格の可能性が消滅。女性初の「棋士」誕生を目指した挑戦は、またも届かなかった。
2度目の挑戦も壁越えられず
福間女流五冠は2022年にも編入試験に挑戦したが、0勝3敗で不合格に終わっている。今回は出産を経た復帰後の再挑戦で、同一人物による2度目の受験資格獲得は将棋史上初だった。
福間女流五冠は女流タイトル通算67期を誇り、女流八大タイトル全てを獲得した史上初の棋士でもある。女流棋界の頂点に立つ実力者をもってしても、プロ棋士への壁は厚かった。
女性初のプロ棋士、依然として実現せず
将棋界では、女流棋士とプロの「棋士」は別の制度として運営されている。棋士は男女同一基準で評価され、制度上は女性がプロ棋士になることも可能だが、これまで実現した例はない。
編入試験制度は2005年に整備され、これまでに今泉健司、折田翔吾、小山怜央の3名が合格しているが、いずれも男性である。西山朋佳女流三冠も2024年から2025年にかけて編入試験に挑んだが、2勝3敗で不合格となっている。
女流棋界の第一人者である福間女流五冠の再挑戦が実らなかったことで、女性初のプロ棋士誕生への道のりの険しさが改めて浮き彫りとなった。