2026/4/1
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国際

米国務長官、対イラン軍事作戦「地上部隊なしで目標達成可能」と示唆

要約

米国務長官マルコ・ルビオが対イラン軍事作戦について地上部隊を投入せずに目標を達成できるとの認識を示した。2月28日から続く軍事作戦の規模縮小や終結に向けたシグナルと解釈される。

トランプ政権ホルムズ海峡ルビオ国務長官中東軍事紛争米イラン関係

地上部隊なしでの目標達成に言及

マルコ・ルビオ米国務長官は、現在進行中の対イラン軍事作戦について、地上部隊を投入しなくても目標の達成が可能であるとの認識を示した。

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※画像はイメージです

この発言は、米国が主導する対イラン軍事作戦の今後の方向性を占ううえで重要な意味を持つ。地上部隊の派遣を伴わない形での作戦遂行が可能との見解は、空爆やミサイル攻撃など遠隔打撃能力を中心とした戦略の継続を示唆するものである。

軍事作戦の経緯と現状

米国とイスラエルは2026年2月28日に大規模な軍事攻撃を開始し、約1カ月にわたり作戦を継続している。この間、停戦協議と軍事行動が並行して進められてきた。

ルビオ国務長官は3月初旬の時点では「地上部隊投入の準備は整っていないが、選択肢は残っている」との立場を示していたが、3月27日の発言では地上部隊を一切使わずに目標を達成できるとの見方に踏み込んだ。作戦が数週間で終結するとの見通しも示しており、軍事作戦の規模縮小に向けた布石とも解釈されている。

米国とイスラエルの戦略的温度差

対イラン政策をめぐっては、米国とイスラエルの間に戦略的な相違が指摘されている。米国が軍事圧力を通じてイランを交渉の場に引き出すことを目指す一方、イスラエルのネタニヤフ政権はイランの体制そのものの弱体化を志向しているとされる。

地上部隊の不使用という方針が実行に移された場合、作戦の終結時期や達成される「目標」の範囲が焦点となる。ホルムズ海峡周辺の緊張は日本を含む石油輸入国の経済にも直接的な影響を及ぼしており、今後の展開が注視される。