2026/4/1
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社会

藤井聡太六冠、棋王戦「カド番」から逆転防衛で4連覇達成

要約

将棋の棋王戦第5局で藤井聡太六冠が増田康宏八段を77手で破り、3勝2敗で防衛に成功。王将戦に続く「ダブルカド番」からの逆転防衛を達成し、棋王戦4連覇を決めた。

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77手で決着、カド番からの逆転劇

将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負の第5局が3月29日、鳥取市内で行われ、藤井聡太六冠(23)が挑戦者の増田康宏八段(28)を77手で破り、通算3勝2敗で棋王位の防衛に成功した。藤井六冠は棋王戦4連覇を達成した。

藤井六冠は先手番で対局に臨み、午前9時に始まった一局を制した。一時はカド番(あと1敗で失冠)に追い込まれていたが、そこから巻き返しての逆転防衛となった。

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※画像はイメージです

「ダブルカド番」を乗り越えた絶対王者

藤井六冠は今シリーズ、王将戦と棋王戦の2つのタイトル戦で同時にカド番に立たされる「ダブルカド番」という異例の窮地に陥っていた。3月25〜26日の王将戦第7局で永瀬拓矢九段を破って5連覇を果たしたのに続き、本局でも逆転防衛を成し遂げた形だ。

18度のタイトル戦七番勝負で初めてカド番を経験した藤井六冠にとって、2つのタイトルを同時に守り切った今回の結果は、大きな試練を乗り越えたシリーズとなった。

増田八段、2年連続の挑戦実らず

敗れた増田八段は2年連続での棋王戦挑戦だったが、初のタイトル獲得はならなかった。増田八段は棋王戦で2年連続の挑戦権獲得という快挙を達成しており、着実に実力を高めている。しかし、最終局で藤井六冠の壁を越えることはできなかった。

藤井六冠と増田八段の通算対戦成績は藤井が大きくリードしており、タイトル戦という大舞台での雪辱は次の機会に持ち越しとなった。