特急かいじ走行中にドア開く、国交省が重大インシデント認定
要約
JR中央線の特急かいじが山梨県大月市付近を走行中、進行方向左側のドア1カ所が開いていたことが判明。乗客乗員約250人にけがはなく、国土交通省が重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が調査官2人を派遣。
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走行中にドア開放を確認、非常ブレーキで停止
28日午後2時ごろ、JR中央線を走行していた甲府発新宿行きの特急「かいじ」で、運転席のモニターにドアが開いていることを示す表示が出た。列車は山梨県大月市の初狩駅を通過する際だった。運転士は直ちに非常ブレーキをかけて列車を停止させた。
停止後の確認で、進行方向左側のドア1カ所が実際に開いていることが確認された。当時、列車には乗客乗員約250人が乗っていたが、けが人はいなかった。
国交省が重大インシデントに認定
29日、JR東日本が国土交通省にこの事象を報告した。国土交通省は事故につながりかねない「重大インシデント」に認定し、運輸安全委員会が鉄道事故調査官2人の派遣を決定した。
ドアが走行中に開いた原因は現時点で明らかになっていない。今後、運輸安全委員会による調査で原因の究明が進められる。
走行中のドア開放、過去にも類似事例
鉄道における走行中のドア開放は、乗客が車外に転落する危険があるため、運輸安全委員会が重大インシデントの対象として位置づけている。過去には2019年に東北新幹線「はやぶさ」が時速280キロで走行中にドアが開く事案が発生し、ドアコックの閉め忘れが原因と判明している。