ペルシャ湾滞留船舶から日本人乗組員4人が下船
要約
ペルシャ湾に滞留していた船舶から日本人乗組員4人が下船した。ホルムズ海峡の実質封鎖により日本関連45隻が足止めされている中での下船確認となった。
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日本人4人が下船、ペルシャ湾滞留船舶から
ペルシャ湾に滞留していた船舶から、日本人乗組員4人が下船したことが分かった。日本時間の未明に下船が確認されたもので、テレビ朝日が3月30日に報じた。
下船の具体的な経緯や、乗組員4人の健康状態、下船先などの詳細は現時点で明らかにされていない。船舶の名称も公表されていない。
ホルムズ海峡封鎖で45隻が足止め
ペルシャ湾では2月28日、米国とイスラエルによる軍事攻撃を受けたイラン革命防衛隊がホルムズ海峡の通過禁止を通告。海峡の通航隻数は1日約120隻から5隻にまで激減し、事実上の封鎖状態が続いている。
この影響で日本関連の船舶45隻がペルシャ湾内に足止めされ、日本人乗組員24人を含む約1,200人が乗船したまま滞留を余儀なくされていた。今回4人が下船したことで、湾内に残る日本人乗組員は約20人となる見通しである。
業界団体は危機感を表明
日本船主協会は3月23日、金子国土交通大臣と面談し、「船舶・貨物が人質にされ戦争の道具にされている」と訴えた。理事長は「長期化しいよいよとなれば脱出も検討する」と述べ、事態の深刻化に警鐘を鳴らしている。
滞留船舶の食料・水・燃料については現時点で不足はないとされ、衛星通信による外部との連絡も可能な状態が維持されている。一方、3月11日には商船三井が所有するコンテナ船が湾内で損傷する事案も発生しており、長期化に伴うリスクが高まっている。