2026/4/1
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国際

台湾国民党・鄭麗文主席が4月訪中へ 習近平氏の招待で9年半ぶり

要約

台湾最大野党・国民党の鄭麗文主席が習近平氏の招待により4月に中国訪問。国民党主席の訪中は2016年以来となり、民進党政権下で途絶えていた国共トップ対話の再開を象徴する。

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習近平氏が招待、国民党主席の訪中は2016年以来

台湾最大野党・国民党の鄭麗文主席が4月に中国本土を訪問することが30日、明らかになった。中国共産党の習近平総書記が鄭麗文氏を招待したもので、国民党主席の訪中は2016年以来、9年半ぶりとなる。

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※画像はイメージです

中国共産党と中国政府の台湾政策部門トップである宋濤氏が訪問日程を発表した。新華社通信が同日報じ、国民党側も訪中を発表している。

代表団は江蘇省・上海・北京を歴訪

国民党代表団は4月7日から12日にかけて、江蘇省、上海、北京を訪問する予定である。鄭麗文主席自身の訪中についても4月中に予定されている。

国民党は今回の訪中について「両党の努力によって両岸(中台)関係の平和的発展を推進し、台湾海峡の平和をはかりたい」とコメントしている。

途絶えていた国共トップ対話

国民党主席の訪中が9年半の空白を経て実現に向かう背景には、両党間の高レベル対話が長期にわたり途絶えていた事情がある。2016年に民進党が政権を獲得して以降、野党となった国民党と中国共産党との党首級の交流は行われていなかった。

台湾では現在、頼清徳氏率いる民進党が政権を担っている。野党である国民党が中国共産党との関係を再構築する動きは、台湾海峡をめぐる情勢に新たな変数を加えることになる。