2026/4/1
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国際

中国、日華懇会長・古屋圭司衆院議員に入国禁止・資産凍結の制裁を発表

要約

中国外務省は反外国制裁法に基づき、台湾の頼清徳総統と面会していた古屋圭司衆院議員への制裁を発表。国会議員に対する制裁は石平参院議員に続いて2人目となる。

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中国外務省が制裁を発表

中国外務省は3月30日、日華議員懇談会(日華懇)会長を務める自民党の古屋圭司衆院議員に対し、反外国制裁法に基づく制裁を科すと発表した。制裁は同日から有効となる。

制裁の内容は、香港・マカオを含む中国内への入国禁止、中国内の資産凍結、中国の国内組織・個人との取引禁止の3項目。中国外務省は制裁の理由について、古屋氏が「台独勢力と結託し、中国内政に乱暴に干渉し、中国の主権と領土の一体性を著しく損なった」と主張している。

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※画像はイメージです

3月中旬に台湾・頼総統と面会

古屋氏は日華懇会長として訪台を重ねており、3月中旬には台湾の頼清徳総統と台北で面会していた。高市早苗首相の側近としても知られる古屋氏の訪台活動が、中国側の制裁発動の直接的な契機となったとみられる。

日本の国会議員が中国の反外国制裁法に基づき制裁対象となったのは、日本維新の会の石平参院議員に続いて2人目。国会議員以外では、昨年12月に自衛隊制服組トップの統合幕僚長を務めた岩崎茂氏も制裁を受けている。岩崎氏は昨年3月に台湾行政院の政務顧問に就任していた。

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  1. 岩崎茂氏が台湾行政院政務顧問に就任

    自衛隊制服組トップの統合幕僚長経験者が台湾政府の顧問に就いたことで、中国側が強く反発する契機となった。

  2. 中国が岩崎茂氏に制裁を発動

    反外国制裁法に基づく措置で、日本の安全保障関係者に対する初の制裁事例となった。

  3. 古屋圭司氏が台北で頼清徳総統と面会

    日華懇会長としての訪台活動の一環で、台湾側との関係強化を進めていた。

  4. 中国が古屋圭司氏への制裁を発表

    入国禁止・資産凍結・取引禁止の3項目で、日本の現職国会議員への制裁としては石平氏に続く2例目。

中国は台湾を自国の一部とみなし、各国の政治家による台湾訪問や台湾要人との接触を「内政干渉」として強く反発してきた。日華懇は超党派の議員連盟として日台関係の強化を推進しており、中国側との摩擦が続いている。今回の制裁は、台湾との関係を深める日本の議員活動に対する中国の圧力がさらに強まっていることを示すものだ。