2026/4/1
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社会

伊東市前市長を学歴詐称で在宅起訴 静岡地検、地方自治法違反などの罪で

要約

静岡地検は3月30日、伊東市の田久保真紀前市長を地方自治法違反と有印私文書偽造・同行使の罪で在宅起訴した。市広報での大学卒業の虚偽記載や偽造卒業証書の提示が問われている。

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静岡地検が田久保前市長を在宅起訴

静岡地検は3月30日、伊東市の田久保真紀前市長を地方自治法違反と有印私文書偽造・同行使の罪で在宅起訴した。田久保前市長をめぐっては学歴詐称の疑惑が浮上し、静岡県警が書類送検していた。

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※画像はイメージです

田久保前市長は市広報に「東洋大学法学部卒業」と掲載していたが、実際には卒業しておらず、市議会議長らに対して偽造された卒業証書を示していたとされる。静岡県警は2月25日、有印私文書偽造・同行使の疑いで厳重処分の意見を付けて追送検しており、静岡地検が捜査を進めていた。

不信任決議から失職、市長選での敗北

田久保前市長は2025年5月の市長選で初当選したが、学歴詐称疑惑の発覚後、市議会は百条委員会を設置して調査を開始。9月1日には不信任決議が全会一致で可決された。

その後、改選を経た市議会でも再び不信任決議が可決され、田久保前市長は自動失職した。12月14日に行われた出直し市長選では元市議の杉本憲也氏に敗れ、市政への復帰はならなかった。

在宅起訴の意味

在宅起訴は、身柄を拘束せずに刑事裁判の手続きに入ることを意味する。今後、田久保前市長は裁判で起訴内容について争うことになる。

伊東市では、わずか数か月で市長が失職する異例の事態となり、市政への影響が続いている。初の女性市長として期待を集めた田久保前市長の刑事責任が、司法の場で問われることになった。