マッチングアプリ悪用の「ぼったくり」グループ、リーダー格ら2人を逮捕
要約
警視庁保安課は、渋谷区道玄坂のバーで男性客に法外な飲食代や虚偽のキャンセル料を請求していたグループのトップとされる元経営者ら2人を逮捕した。被害者は50人を超える可能性がある。
SNS犯罪摘発渋谷詐欺事件警視庁
マッチングアプリで誘い出し、法外な請求
警視庁保安課は3日、マッチングアプリで誘い出した男性から現金をだまし取ったとして、元バー経営者の井沢武蔵容疑者(24、住居不定)ら男2人を逮捕したと発表した。井沢容疑者はぼったくりグループのトップとされ、SNSのグループチャットを通じて女性役のメンバーに指示を出していたとみられる。
逮捕されたのは井沢容疑者と元バー従業員の箱崎亮祐容疑者(25)の2人。2人は昨年1月から4月ごろにかけて、東京都渋谷区道玄坂のバーで20代の男性2人に対し、法外な飲食代に加えて虚偽のキャンセル損害費用を請求した疑いが持たれている。被害にあった男性2人の被害額はそれぞれ144万円と159万円に上る。
被害者は50人超か
警視庁はこのグループによる被害者が50人を超えるとみて捜査を進めている。逮捕された2人はいずれも黙秘しており、認否の詳細は明らかになっていない。被害の全容や正確な被害総額については、引き続き捜査が行われる見通しである。
巧妙化するアプリ悪用の手口
マッチングアプリの利用者増加に伴い、アプリを悪用した詐欺事件は増加傾向にある。今回の事件では、グループ内にSNSを活用した組織的な指揮系統が存在していたとされ、手口の巧妙化がうかがえる。渋谷区道玄坂周辺では、過去にも同様のぼったくり行為が報告されており、警視庁が警戒を強めていた地域でもある。