習近平氏と台湾国民党・鄭麗文主席が北京で会談 両党トップの対話は約9年半ぶり
要約
中国共産党の習近平総書記と台湾最大野党・国民党の鄭麗文主席が4月10日、北京の人民大会堂で会談しました。鄭主席は両岸の敵対的な状態を終わらせるべきだと述べ、冷え込んだ中台関係の改善に向けた意欲を表明しました。
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9年半ぶりの両党トップ会談が実現
中国共産党の習近平総書記(国家主席)と台湾の最大野党・国民党の鄭麗文主席が10日、北京の人民大会堂で会談した。両党トップによる会談は約9年半ぶりの実施となる。
鄭氏は会談において「両岸(中台)の敵対的な状態を終わらせなければならない」と発言し、中台関係の改善に意欲を示した。
鄭氏、江蘇省・上海を経て北京入り
鄭麗文主席は4月7日に訪中を開始し、江蘇省や上海市を訪問した後、9日に北京へ到着した。訪中日程は7日から12日までの予定で、10日に習近平氏との会談が実現した形だ。
鄭麗文主席が訪中を開始
江蘇省、上海市を訪問し、中国各地を歴訪する日程をスタートさせた。
北京に到着
江蘇省・上海市での日程を終え、首都・北京に移動した。
習近平氏と会談
人民大会堂で約9年半ぶりとなる両党トップ会談が実現。鄭氏は中台の敵対状態の終結を訴えた。
訪中日程終了予定
計6日間にわたる訪中の最終日。一連の日程を締めくくる。
台湾与党・民進党は「独立派」、国民党は対話路線
今回の会談の背景には、台湾の政治構図がある。現在の台湾では、与党・民進党が独立志向の立場をとる一方、最大野党の国民党は中国との対話を重視する路線を維持している。
中国側には、民進党以外の勢力が対話の相手となり得ることを示す狙いがあるとの見方もある。中国は民進党政権との対話を拒否する姿勢を続けており、国民党との関係強化を通じて台湾社会への影響力を維持しようとしているとみられる。
約9年半にわたって途絶えていた両党トップ同士の対話が再開されたことで、今後の中台関係にどのような影響を及ぼすかが注目される。