民放BS5局、BS4K放送から全局撤退が正式決定 BS-TBSが来年1月終了を発表
要約
BS-TBSが15日にBS4K放送の来年1月終了を発表し、民放キー局系BS5局すべての4K放送撤退が正式に決まった。累計約300億円の赤字が背景にあり、放送業界のビジネスモデル転換を象徴する動きとなっている。
民放BS5局すべてが4K放送から撤退へ
BS-TBSは15日、BS4K放送を来年1月に終了すると発表した。これにより、民放キー局系のBS5局(BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジ)すべてが4K放送から撤退することが正式に決定した。
BS4K放送は2018年12月にBS-TBSが先行して開始し、各局が追随する形でスタートしたが、開始からわずか8年あまりで民放系の4K放送は幕を閉じることになる。
累計約300億円の赤字が重荷に
民放BS5局の4K放送撤退の背景には、事業全体で累計約300億円に上る赤字がある。高画質放送に必要な機材への投資や運用コストが重くのしかかる一方、インターネット配信サービスの急速な拡大やスマートデバイスの普及といった視聴環境の変化により、BS4K放送の収益改善や視聴者の拡大は困難な状況が続いていた。
4K放送を視聴するには4Kチューナー内蔵テレビとBS4K対応アンテナが必要であり、既存の設備では対応できないケースも多い。こうした視聴環境のハードルも、普及を妨げる要因となっていた。
4Kコンテンツはネット配信へシフト
撤退後、民放BS5局が制作した4KコンテンツはWOWOWオンデマンドなどのプラットフォームでの配信に移行する方向だ。BS-TBSは今秋から4KコンテンツをWOWOWオンデマンドで無料配信する予定としている。
なお、民放BS5局の撤退後も、NHKやショップチャンネル、QVCといった通販専門チャンネルはBS4K放送を継続する見込みである。
従来の放送モデルからネット配信への転換は、放送業界全体のビジネスモデル変革期を象徴する動きといえる。
BS4K放送開始
BS-TBSが国内で先行して放送を開始し、その後、民放キー局系の各BS局が相次いで参入する形となった。
BS-TBS撤退発表
BS-TBSが来年1月での放送終了を公表したことで、民放系BS5局すべての4K撤退が確定した。
BS4K放送終了予定
放送業務認定の期限終了に合わせ、民放BS5局による4K放送がすべて終了し、サービスが幕を閉じる。