国内商品先物市場で原油反落、イランのホルムズ海峡開放表明で供給不安後退
要約
2026年4月20日朝の国内商品先物市場で原油が1340円安の反落、金も続落した。イランが17日にホルムズ海峡の開放を表明し、エネルギー供給不安が後退したことが背景にある。
原油が反落、前週末比1340円安で寄り付き
2026年4月20日朝の国内商品先物市場で、原油が反落して取引を開始した。中心限月である9月物の寄り付き価格は1キロリットル当たり8万1590円で、前週末の清算値と比べ1340円(1.6%)安となった。金相場も続落している。
イラン政府が17日にホルムズ海峡の開放を表明したことが、エネルギー供給不安の後退につながった。世界の石油・LNG取引の約2割が通過する同海峡の封鎖リスクが後退したことで、原油の売り圧力が強まった格好である。
夜間取引では一時約9%の急落も
20日の寄り付きに先立つ夜間取引では、原油は一時7万5360円まで下落し、前週末比で約9%の急落を記録する場面もあった。日中取引の寄り付きではやや値を戻したものの、供給不安後退の流れが市場を支配する展開となっている。
情報錯綜も市場は供給安定を織り込む
一方、イランと米国の交渉をめぐっては情報が錯綜している。イラン国営通信(IRNA)は19日、イラン側が協議への参加を拒否したと報じた。ただ、17日のホルムズ海峡開放表明そのものは撤回されておらず、市場はエネルギー供給の安定化を織り込む動きを見せている。
日本は原油輸入の多くを中東経由に依存しており、ホルムズ海峡の動向は国内のエネルギー価格に直結する。今後の米イラン間の交渉の行方が、引き続き市場の焦点となる。
イランがホルムズ海峡の開放を表明
イラン政府が海上交通の要衝であるホルムズ海峡の開放を表明。エネルギー供給不安が急速に後退した。
イラン国営通信が協議拒否を報道
イラン国営通信(IRNA)が、イラン側が米国との協議参加を拒否したと報道。停戦交渉を巡る情報が錯綜した。
国内市場で原油・金が下落して寄り付く
東京市場で原油が前週末比1340円安と反落。地政学リスクの後退を背景に、金相場も続落して取引を開始した。