2026/4/24
nippon-post.com
経済

JTB新社長に青海友常務が就任へ、6月の株主総会で正式決定

要約

旅行大手JTBは24日、常務執行役員の青海友氏(55)が社長に就任する人事を発表した。山北栄二郎現社長は代表取締役会長に、髙橋広行取締役会長は相談役にそれぞれ退く予定。

JTB人事旅行業界経営戦略

JTBが社長交代人事を発表\n\n旅行大手のJTBは24日、常務執行役員の青海友氏(55)が社長に就任する人事を発表した。6月30日に開催される定時株主総会を経て正式に就任する予定である。現社長の山北栄二郎氏は代表取締役会長に就き、取締役会長の髙橋広行氏は相談役に退く。\n\n
business executive, corporate boardroom, handshake, skyscraper office, world map
※画像はイメージです
\n\n## 青海氏の経歴と実績\n\n青海氏は1993年に株式会社日本交通公社(現JTB)に入社。店頭・渉外営業や北海道営業本部、グループ本社での旅行事業マーケティング、経営企画など幅広い分野を経験してきた。JTBコミュニケーションデザインの発足や法人事業領域の拡大を推進した実績を持つ。\n\n2021年に執行役員、2022年6月には取締役兼常務執行役員として経営戦略担当(CSO)に就任し、コロナ禍における経営改革を主導した。新規事業の創出や共創による事業領域拡大を牽引したほか、2024年4月にはJTB Americas, Ltd.の取締役社長としてM&Aや出資を通じた事業強化にも携わった。2026年1月からは常務執行役員として長期ビジョン戦略推進を担当し、グループの将来像設計と戦略実行をリードしている。\n\n## 旅行業界の変革期に新体制へ\n\nJTBでは過去にも経営陣の若返りを図る人事が行われてきた。2020年には山北氏がグローバル領域とデジタル領域の変革加速を目的に社長に就任。2014年には髙橋氏が「第三の創業」を掲げて社長に就いた経緯がある。\n\n2026年の旅行業界は、物価や宿泊費の上昇が続く一方で、旅行の総消費額は単価上昇により微増する見込みとなっている。AI時代における「自分らしい旅」への需要の高まりや、地方都市を訪れる「自国再発見」型の旅行スタイルの拡大など、業界を取り巻く環境は変化している。こうした局面での新体制発足となり、青海氏のもとでJTBがどのような事業戦略を打ち出すのか注目される。