コメ店頭価格が10週ぶり値上がり、5キロ3883円 前年同期比では8%安
要約
農林水産省が4月24日に発表した調査で、コメ5キロあたりの平均店頭価格が前週比10円上昇し3883円となった。10週ぶりの値上がりだが、記録的な高値だった前年同期と比べると8.0%安い水準となっている。
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10週ぶりの値上がり、5キロ3883円
農林水産省は2026年4月24日、全国のスーパーにおけるコメの平均店頭価格を発表した。4月13〜19日時点でコメ5キログラムあたりの平均店頭価格は3883円となり、前週比10円(0.3%)上昇した。店頭価格の値上がりは10週ぶりで、それまでは余剰感を背景とした下落基調が続いていた。
一方、前年同期比では337円(8.0%)安い水準にある。2025年にはコメの店頭価格が過去最高値を記録しており、現在の価格はその水準からは大きく下がった位置にある。
調査の仕組み
今回のデータは、全国のスーパーのPOS(販売時点情報管理)情報を基に、東京・港区の企業KSP-SPが分析し、農林水産省がとりまとめたものである。POSデータによる価格調査は、実際の販売実績に基づくため、消費の現場に近い価格動向を把握できる手法として活用されている。
下落基調から一転、今後の動向に注目
コメの店頭価格は、2025年に過去最高値をつけた後、余剰感から下落が続いていた。今回10週ぶりに上昇に転じたことで、価格の底打ちの兆しなのか、一時的な反発にとどまるのかが注目される。前年同期比では依然として8.0%安であり、2025年の高値圏と比較すると落ち着いた水準にあることは確かである。
コメの価格は新米の出回り時期や天候、需給バランスなど複合的な要因で変動する。農林水産省による次週以降の調査結果が、今回の値上がりが一過性のものか、トレンドの転換を示すものかを判断する材料となる。