2026/4/24
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経済

ロシア中銀、政策金利を14.5%に引き下げ 8会合連続で経済減速に対応

要約

ロシア中央銀行は4月24日、政策金利を0.5ポイント引き下げ14.5%とすることを決定しました。戦時経済の減速を下支えする狙いがある一方、インフレ率は5.9%と目標の4%を上回る状態が続いています。

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ロシア中央銀行は4月24日の金融政策決定会合で、政策金利を15%から14.5%に0.5ポイント引き下げることを決定した。利下げは8会合連続となる。戦時経済の減速を下支えする狙いがある。

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インフレ率は5.9%で横ばい、目標との乖離続く

ロシア連邦統計局が発表した2026年3月時点のインフレ率は5.9%で、2月から横ばいの状態が続いている。ロシア中銀が目標とするインフレ率4%には依然として距離があり、物価上昇圧力の根強さがうかがえる。

ロシア中銀は声明で「物価上昇の基調は依然として弱まっていない」と指摘しており、インフレ抑制と経済下支えの間で難しいかじ取りを迫られている状況だ。

8会合連続の利下げ、戦時経済の減速が背景

今回の利下げは8会合連続であり、ロシア中銀が経済の減速に対して継続的に緩和姿勢をとっていることを示している。利下げの目的は、戦時経済下で進む景気減速を下支えすることにある。

ただし、インフレ率が目標の4%を大きく上回る5.9%で足踏みしている現状では、さらなる利下げの余地は限定的との見方もある。ロシア中銀は、物価安定と経済成長の両立という困難な課題に引き続き直面している。