2026/4/26
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スポーツ

松澤寛政、NFLレイダースとドラフト外契約 日本人初のドラフト指名はならず

要約

ハワイ大学のキッカー松澤寛政がラスベガス・レイダースとドラフト外で契約を結んだ。3日間のNFLドラフト会議で日本人初の指名を目指したが叶わず、ドラフト外からのNFL入りに挑む。

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ハワイ大学のキッカー松澤寛政(27)が、NFLのラスベガス・レイダースとドラフト外で契約を結んだ。ハワイ大学が25日(日本時間26日)、公式SNSで発表した。日本人選手初のNFLドラフト指名を目指していたが、3日間にわたるドラフト会議で指名されることはなかった。

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※画像はイメージです

ドラフト指名はならず、レイダースと契約

松澤は25日まで行われたNFLドラフト会議において、日本人として初めて指名を受けることを目標としていた。しかし3日間の会議を通じて名前が呼ばれることはなく、ドラフト外フリーエージェントとしてレイダースと契約する道を選んだ。

ドラフト外契約は、ドラフトで指名されなかった選手が各チームと個別に交渉して契約を結ぶ制度である。松澤はこの枠組みを通じて、NFL入りへの挑戦を続けることになる。

独学でつかつかんだアメリカンフットボールへの道

千葉県出身の松澤は、高校時代はサッカーのフォワードとして活躍していた。大学受験に2度失敗した後、20歳で渡米。現地で観戦したNFLの試合に衝撃を受け、キッカーとしてNFL選手を目指すことを決意した。コーチがいない環境の中、YouTubeの動画を参考に独学でキック技術を習得し、アルバイトで貯めた資金でコミュニティカレッジに進学。その後ハワイ大学に転校し、カレッジフットボールのトップカテゴリーでプレーするまでに成長した。

ハワイ大学では、プレースキッカーとしてチーム唯一の日本人レギュラー選手となった。フィールドゴール成功率96.2%を記録し、シーズン開幕から25連続フィールドゴール成功でNCAA・FBS記録に並ぶ偉業を達成。ハワイ大学史上初のコンセンサス・オールアメリカンに選出され、年間最優秀キッカー賞「ルー・グロザ賞」のファイナリストにも名を連ねた。

日本人初のNFLレギュラーシーズン出場なるか

これまでNFLのレギュラーシーズンに出場した日本人選手はいない。松澤がレイダースの開幕ロースター(登録枠)に残ることができれば、日本人として初めてNFLの舞台に立つことになる。ドラフト外選手として厳しい競争が待ち受けるが、サッカー少年から独学でアメリカンフットボールの道を切り開いてきた松澤の挑戦は、新たな局面を迎える。