2026/5/24
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スポーツ

今村聖奈騎手が第87回オークス優勝、女性騎手として日本初のクラシック制覇

要約

2026年5月24日、東京競馬場で行われた第87回オークスで今村聖奈騎手がジュウリョクピエロに騎乗し、女性騎手として史上初のクラシック競走制覇という歴史的快挙を達成しました。

JRAオークス今村聖奈女性騎手競馬

2026年5月24日、東京競馬場で行われた第87回オークス(優駿牝馬、芝2400メートル)で、今村聖奈騎手が騎乗するジュウリョクピエロが18頭の3歳牝馬の頂点に立った。女性騎手による日本競馬史上初のクラシック競走制覇という歴史的快挙である。

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※画像はイメージです

日本競馬史に新たな1ページ

今村騎手は、女性騎手として日本競馬史上初めてクラシック競走に騎乗し、そのまま勝利をつかんだ。五大クラシック競走の一つであるオークスは3歳牝馬限定の最高峰レースであり、その舞台で歴史を塗り替えた意義は極めて大きい。

優勝馬ジュウリョクピエロは、栗東トレーニングセンターの寺島良厩舎が管理する牝馬である。今村騎手も同厩舎に所属しており、厩舎と騎手が一体となって掴んだ栄冠といえる。

女性騎手の新時代を切り開く

日本中央競馬会(JRA)における女性騎手の歴史は1996年に始まった。細江純子、牧原由貴子、田村真来の3名が初めて騎手免許を取得して以来、長い道のりを経て今日に至る。近年では藤田菜七子騎手が2019年にJRA重賞初制覇を果たすなど、女性騎手の活躍の場は着実に広がってきた。

今村騎手は2022年のデビュー以降、年間勝利数で藤田騎手の記録を更新し、JRA賞最多勝利新人騎手賞を受賞。同年にはCBC賞で重賞初騎乗初制覇を達成するなど、デビュー当初からその実力を示してきた。今回のクラシック制覇は、そうした積み重ねの延長線上にある。

競馬界の歩みと今後

長らく男性中心であった競馬界では、2019年3月から中央競馬において女性騎手に対する2キログラムの減量特典が導入されるなど、制度面での環境整備も進んできた。今村騎手の快挙は、こうした流れの中で生まれたものであり、競馬界におけるジェンダー平等の象徴的な出来事として記憶されることになるだろう。

滋賀県出身で、父は元JRA騎手の今村康成氏。2003年生まれの22歳が、日本競馬の歴史に刻んだ一勝の重みは計り知れない。