2026/4/27
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経済

日産、26年3月期の連結営業損益予想を黒字に上方修正 赤字600億円から一転

要約

日産自動車が26年3月期の連結営業損益予想を従来の600億円の赤字から500億円の黒字へと大幅に上方修正した。経営再建を進める同社にとって、黒字転換は大きな節目となる見通しだ。

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連結営業損益、600億円の赤字予想から500億円の黒字へ\n\n日産自動車は4月27日、2026年3月期の連結営業損益予想を上方修正したと発表した。従来は600億円の赤字を見込んでいたが、500億円の黒字に転換する見通しとなった。修正幅は1100億円に達する。\n\n
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\n\n経営再建を進める日産にとって、営業損益の黒字転換は重要な意味を持つ。同社は2025年4月にイヴァン・エスピノーサ氏が社長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、経営再建計画「Re:Nissan」を推進している。\n\n## 再建途上の日産、黒字転換の行方\n\n日産は2020年3月期に6712億円の純損失を計上し、過去2番目の巨額赤字を記録した経緯がある。販売不振や過剰な生産能力の削減、新型コロナウイルスの影響などが複合的に作用した結果であり、構造改革の加速を余儀なくされた。\n\nその後、コスト削減や商品・市場戦略の見直し、サプライチェーンの再編などを段階的に進めてきた。今回の上方修正は、こうした取り組みの成果が業績に反映され始めたことを示す格好となった。\n\n## 自動車業界を取り巻く環境\n\n自動車業界全体では、電気自動車(EV)市場の再編やソフトウェア定義車(SDV)の普及が進む一方、地政学的リスクや貿易摩擦、為替変動といった不確実性も高まっている。日産は長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」に基づき、電動化やソフトウェア技術への投資を成長戦略の柱に据えている。\n\nなお、売上高や純利益など他の財務指標の修正については明らかになっていない。業績予想の上方修正に至った具体的な要因についても、今後の詳細な説明が注目される。