NTT、2033年度までに国内データセンター容量を3倍超に拡大へ AI需要見据え
要約
NTTの島田明社長は、AIの処理能力向上やデータ主権への対応を目的に、2033年度までに国内データセンターの規模を現在の3倍超に拡大する方針を明らかにしました。
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NTT、国内データセンター規模を3倍超へ
NTTグループは2026年4月27日、2033年度までに国内データセンターの規模を従来の3倍超に拡大する計画を発表した。AIの計算処理能力の向上と、自国のデータを自国で管理する「データ主権」への需要獲得を目的としている。
島田明・NTT代表取締役社長が同日、都内で開かれたAIに関する説明会で明らかにした。
NTTは現在、日本国内に160拠点以上のデータセンターを保有しており、2024年度時点の電力容量は計0.3ギガとなっている。今回の計画では、2033年度までにこの規模を3倍超に引き上げる方針だ。
AI時代のインフラ整備を加速
生成AIの急速な普及に伴い、AIモデルの学習や推論に必要となる膨大な計算処理を支えるデータセンターの需要は世界的に拡大している。国内でも海外大手を含む各社がデータセンターへの投資を加速させており、NTTもこの流れに対応する形で大規模な容量拡大に踏み切る。
データ主権への対応も視野
計画のもう一つの柱が「データ主権」への対応である。各国でデータ保護に関する法規制の整備が進む中、企業や政府機関にとって自国内でデータを管理・処理する重要性が高まっている。NTTは国内データセンターの拡充により、こうした需要を取り込む考えだ。
ただし、拡大後の具体的な電力容量や計画達成に必要な投資総額、新設・増設されるデータセンターの具体的な設置場所については、現時点で明らかにされていない。