2026/4/28
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経済

JR西日本、りそな傘下の銀行株約20%取得へ 銀行サービス参入を目指す

要約

JR西日本とりそなグループが資本業務提携に向けた最終調整に入り、傘下銀行の株式約20%を取得して預金・決済などの銀行サービスへ参入する方針を固めた。フィギュアスケートの三浦璃来・木原龍一ペアの引退や3月の有効求人倍率など、同日の主要ニュースも併せて報じる。

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JR西日本がりそなグループと資本業務提携へ

JR西日本とりそなグループが資本業務提携に向けた最終調整に入ったことが4月28日、明らかになった。JR西日本はりそな傘下の銀行株式の約20%を取得し、預金や決済などの銀行サービスへ参入する方針だ。

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鉄道事業者が銀行の株式を大量に取得し、金融サービスに本格参入するのは異例の動きである。JR西日本は近年、異業種との資本業務提携を積極的に進めており、データ活用やスマートロッカー事業、宇宙事業など多岐にわたる分野で事業領域の拡大を図ってきた。今回の金融分野への進出は、こうした多角化戦略の延長線上に位置づけられる。

りそなグループとの連携で狙う新たな収益源

りそなグループは、りそな銀行や埼玉りそな銀行などを傘下に持つ金融グループで、デジタルプラットフォームの構築や地域金融機関との連携強化を推進してきた。JR西日本との提携により、鉄道利用者という広大な顧客基盤と金融サービスを結びつける新たなビジネスモデルの構築が見込まれる。

鉄道業界は人口減少や利用客数の変動といった構造的な課題に直面しており、鉄道事業以外の収益源確保が各社共通の経営課題となっている。一方、金融業界でも低金利環境や人口減少による収益低下への対応が急務であり、異業種との連携による打開策が模索されている。

資本業務提携の正式な合意や契約締結の具体的な時期、また株式取得の対象となる銀行の詳細については、現時点では明らかになっていない。

同日の主なニュース

この日は他にも複数の注目ニュースが報じられた。フィギュアスケートの三浦璃来・木原龍一ペアが引退会見を行い、「やりきった」と述べてプロ活動への転向を発表した。また、厚生労働省が発表した2026年3月の有効求人倍率は全国平均1.18倍で、前月を下回った。岩手県大槌町の山林火災については、消防が火の勢いをおおむね制御下においたと発表している。春の褒章では603人と28団体が受章し、政府は原油の代替調達について約6割の確保にめどを立てたことも明らかにした。