1. JR西日本とりそなHDのこれまでの関係\n\nJR西日本とりそなホールディングスは、2019年より金融・非金融データの付加価値向上を通じたビジネスモデルの変革に取り組んできました。2022年2月には資本業務提携契約を締結し、りそなグループが目指す金融デジタルプラットフォームビジネスと、JR西日本が持つデータサイエンスノウハウの融合を進めてきました。今回の金融事業参入は、この提携関係をさらに深めるものです。\n\n2. 鉄道会社による金融参入の潮流\n\n近年、鉄道事業単独での収益成長が限定的となる中、各社は新たな収益源の確保に動いています。JR東日本や京王電鉄などは、BaaS(Banking as a Service)と呼ばれる仕組みを活用し、自社ブランドで銀行サービスを提供する取り組みを始めています。BaaSとは、銀行機能をAPIなどの技術を通じて外部の事業者に提供する仕組みで、これにより銀行免許を持たない企業でも金融サービスを展開できるようになります。鉄道会社は膨大な顧客基盤と日常的な接点を持っており、金融サービスとの親和性が高いとされています。\n\n3. 関西みらい銀行と金融庁の認可について\n\n関西みらい銀行は、りそなホールディングス傘下の銀行で、近畿圏を中心に広範な店舗網を展開しています。銀行株式の取得にあたっては、金融庁による認可が必要です。金融庁は、異業種からの金融サービス参入に際して、利用者保護や銀行業務の健全かつ適切な運営が確保されるかどうかを審査します。