2026/4/28
nippon-post.com
経済

村田製作所ら連携組織「KyoHA」がヒト型ロボ検証機を公開、アイシンが新たに参画

要約

京都ヒューマノイドアソシエーション(KyoHA)が身長140センチ・体重49キロの検証機「SEIMEI」を報道陣に公開した。2026年度中の試作機完成を目指している。

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村田製作所や早稲田大学などによる連携組織「京都ヒューマノイドアソシエーション(KyoHA)」は28日、ヒト型ロボットの検証機「SEIMEI(セイメイ)」を報道陣に公開した。同日、自動車部品大手のアイシンが新たに参画したことも発表され、加盟は全16社・団体体制となった。

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※画像はイメージです

身長140センチ、参加企業の部品で構成

公開された検証機「SEIMEI」は身長140センチメートル、体重49キログラム。参加企業が持ち寄った部品で構成されており、村田製作所がセンサーを、ロームが半導体を、新たに参画したアイシンが関節向け部品や制御を担当している。

KyoHAはこの検証機をもとに、災害現場での重量物対応を想定したモデルと、俊敏性を重視した研究用モデルの2種類を開発する方針だ。機体のハードウェアだけでなく、動画から人の動作を学習させる手法を用いたソフトウエアやAIの開発も進める。2026年度中の試作機完成を目指している。

「技術伝承の場に」産学連携で開発加速

早稲田大学大学院の橋本健二教授は「各社のエンジニアが1つの場に集まって開発することで、ヒューマノイドを作るための技術伝承ができている」と、産学連携による開発体制の意義を語った。

米国や中国ではヒューマノイドロボットの開発競争が激化しており、日本の産業界が技術力を結集して巻き返しを図る動きとして注目される。KyoHAは京都を拠点に、国産ヒューマノイドのハードウェア開発に特化した連携ネットワークとして、部品から完成品までの一貫したサプライチェーン構築を掲げている。