2026/4/28
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経済

出光興産タンカー「出光丸」、ホルムズ海峡を通過か イラン衝突後初の動き

要約

船舶追跡サイトのデータにより、日本の石油元売り大手のタンカーがイラン軍事衝突後初めてペルシャ湾を離脱した可能性が浮上した。エネルギー供給の要所であるホルムズ海峡における、日本のエネルギー安全保障に関わる重要な動きとして注目される。

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出光興産が所有する大型石油タンカー「出光丸」が2026年4月28日、ホルムズ海峡を通過した可能性があることが分かった。イラン軍事衝突以降、日本の石油元売り大手が所有する船舶がペルシャ湾から出たことが判明するのは初めてとみられる。

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※画像はイメージです
## オマーン湾を航行中と判明 船舶の位置情報を提供するウェブサイト「マリントラフィック」のデータによると、「出光丸」は同日午後時点でオマーン湾を航行中であることが確認された。ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ海峡であり、オマーン湾での航行が確認されたことから、同海峡を通過した可能性が浮上した。 ただし、出光興産からの公式な発表や確認は現時点で出ておらず、通過が事実として確定したわけではない。 ## 日本のエネルギー調達への影響 日本は原油の大部分を中東地域から輸入しており、その多くがホルムズ海峡を経由して運ばれる。イラン軍事衝突に伴う緊張の高まりにより、同海峡周辺では船舶の航行リスクが増大し、多くの船舶が航行を見合わせる状況が続いていた。 こうした中で、日本の元売り大手のタンカーがペルシャ湾から出航した可能性が出てきたことは、日本のエネルギー供給の動向を占う上で注目される。今後、出光興産や業界関係者からの情報が待たれる状況である。