NYダウが6営業日ぶりに反発、キャタピラー好決算が寄与 ハイテク大手は決算で明暗
要約
4月30日のニューヨーク株式市場でダウ平均が6営業日ぶりに反発した。キャタピラーの好決算が指数を牽引した一方、マイクロソフトやメタなどのハイテク大手は決算発表後に下落し、強弱まちまちの経済指標に反応する展開となった。
4月30日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均が6営業日ぶりに反発した。建設機械大手キャタピラーの好決算が指数を押し上げ、株価を下支えした。午前9時35分時点では前日比329ドル47セント高の4万9191ドル28セントで推移している。
キャタピラー急伸、ハイテク大手は明暗
この日の市場を牽引したのはキャタピラーだ。同日朝に発表した2026年1〜3月期決算が市場予想を上回り、通期見通しも引き上げたことで、株価は一時9%あまり上昇した。
一方、前日夕に四半期決算を発表したハイテク大手の動きは明暗が分かれた。アルファベットはクラウド事業の伸びと増配の発表が好感され上昇し、売上高も市場予想を上回った。これに対し、マイクロソフトは4〜6月期の売上高見通しが市場予想に届かず下落。アマゾンも決算発表後に売られた。
メタ・プラットフォームズは設備投資の増額が投資家に嫌気され、一時10%あまりの大幅下落となった。ナスダック総合指数は高く始まったものの、その後下落に転じている。
経済指標は強弱まちまち
同日発表された米経済指標は方向感の定まらない内容だった。2026年1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)は前期比年率2.0%と、市場予想の2.2%を下回った。
一方、週間の新規失業保険申請件数は18万9000件と、市場予想の21万2000件を大きく下回り、労働市場の底堅さを示した。3月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比3.5%の伸びで、市場予想と一致した。
原油安が投資家心理を下支え
米原油先物(WTI)の6月物は1バレル105ドル前後で取引されており、原油価格の下落が投資家心理を支える要因となっている。ダウ平均の反発は6営業日ぶりとなるが、ハイテク大手の決算内容が割れたことで、ナスダックとの間で方向感が異なる展開となった。今後の市場の焦点は、経済指標の強弱が連邦準備理事会(FRB)の金融政策にどう影響するかに移りそうだ。