2026/5/1
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経済

三村財務官、為替介入の有無に「コメントするつもりはない」

要約

財務省の三村淳財務官は1日、政府・日銀による為替介入の観測について「コメントするつもりはない」と述べ、言及を避けた。介入の有無を明言しないのは、市場の憶測を抑え効果を維持するための通貨当局の伝統的なスタンスとされる。

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三村財務官、介入観測へのコメントを拒否

財務省の三村淳財務官は1日、記者団の取材に対し、政府による為替介入の有無について「そうしたことについてコメントするつもりはない」と述べ、言及を避けた。

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※画像はイメージです

市場では為替介入が行われたとの観測が浮上しているが、三村財務官は介入の実施についても、その規模や時期についても一切の回答を拒否した形だ。

通貨当局の伝統的スタンス

為替介入の有無について明言を避けるのは、日本の通貨当局における伝統的な対応である。市場の憶測を過度に刺激し、介入の効果を薄めることを避ける狙いがあるとされる。

為替介入は正式には「外国為替平衡操作」と呼ばれ、替相場の急激な変動を抑制する目的で行われる。日本では財務大臣の権限のもと、日本銀行が実務を担う仕組みとなっている。

三村財務官の経歴

三村氏は2024年7月31日に財務官に就任した。前任は、2022年9月の24年ぶりの円買い介入や、2024年の大規模介入を主導した神田真人氏である。三村氏は財務省国際局長を経て現職に就いており、金融行政に精通した人物として知られる。

政府・日銀は近年、2022年9月および2024年4月から7月にかけて円買い介入を実施している。2024年4月下旬から5月にかけては約9兆7885億円規模の介入が行われた。今回、実際に介入が行われたかどうかは明らかになっていない。