あいちFGと三十三FG、経営統合へ最終調整 東海地方で地銀再編加速
要約
愛知県のあいちフィナンシャルグループと三重県の三十三フィナンシャルグループが経営統合に向けた最終調整に入っていることが判明した。
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名古屋市に拠点を置くあいちフィナンシャルグループ(あいちFG)と、三重県に拠点を置く三十三フィナンシャルグループ(三十三FG)が、経営統合に向けて最終調整を行っていることが13日、明らかになった。
あいちFGは傘下にあいち銀行を、三十三FGは傘下に三十三銀行をそれぞれ持つ金融グループである。両グループが統合すれば、愛知・三重の東海地方にまたがる広域金融グループが誕生することになる。
統合の詳細は未定
統合の具体的な実施時期や、合併・共同持株会社の設立といった統合後の形態についての詳細は、現時点では明らかになっていない。今後、両グループの間で具体的な条件の詰めが進められるとみられる。
地銀再編の潮流の中で
地方銀行業界では、低金利環境の長期化や人口減少、デジタル化の進展といった構造的な課題を背景に、経営基盤の強化や収益力の向上を目指した経営統合・合併の動きが加速している。2026年に入ってからも、しずおかFGと名古屋銀行、第四北越FGと群馬銀行、千葉銀行と千葉興業銀行など大型の統合が相次いでおり、地銀再編は全国的な広がりを見せている。
あいちFGは、愛知銀行と中京銀行が2022年10月に経営統合して設立された持株会社で、両行は2025年1月に合併し「あいち銀行」として新たなスタートを切った。一方の三十三FGも、三重銀行と第三銀行が2021年5月に合併して三十三銀行を発足させた経緯がある。いずれも近年の再編を経て誕生したグループ同士であり、今回の統合が実現すれば、東海地方における金融地図が大きく塗り替わることになる。