2026/5/13
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経済

長期金利が一時2.580%に上昇、約29年ぶりの高水準を記録

要約

新発10年債の利回りが13日の国債市場で一時2.580%に達し、1997年7月以来、約29年ぶりの高水準となりました。中東情勢の緊迫化や日銀の利上げ観測が背景にあり、家計や企業への影響が注視されています。

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新発10年債利回り、一時2.580%に\n\n長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが13日の国債市場で上昇し、一時2.580%を記録した。日本相互証券によると、1997年7月以来、約29年ぶりの高水準となる。\n\n
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\n\n長期金利は国債が売られると上昇(価格は下落)する関係にあり、住宅ローン金利や企業の資金調達コストなど、経済全体に幅広い影響を及ぼす指標として注目されている。\n\n## 1997年7月以来の水準と今回の背景\n\n前回、長期金利がこの水準にあった1997年7月は、アジア経済の変調や国内の金融システム不安が高まっていた時期にあたる。当時は消費税率引き上げの影響もあり、景気が低迷局面にあった。\n\n今回の金利上昇の背景には、中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇や、国内の賃金上昇に伴うインフレ期待の高まりがあるとみられる。また、市場では日本銀行による早期の利上げ観測も強まっており、債券が売られる要因となっている。\n\n## 債券市場の動向に注目\n\n長期金利の上昇は、住宅ローンの固定金利や企業向け貸出金利の上昇圧力につながるため、家計や企業経営への影響が懸念される。今後の債券市場の動向が引き続き注視される。