2026/5/21
nippon-post.com
社会

風俗スカウト「ナチュラル」トップ、初公判で起訴内容認める

要約

国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」のトップによる初公判が開かれ、被告は職業安定法違反の罪について起訴内容を認めた。グループはトクリュウと位置づけられており、組織の実態解明が焦点となる。

トクリュウナチュラル事件捜査刑事裁判職業安定法

国内最大規模とされる風俗スカウトグループ「ナチュラル」のトップ、小畑寛昭被告(41)の初公判が5月21日、東京地裁で開かれた。被告は女性3人を性風俗店に紹介したとして職業安定法違反の罪に問われており、法廷で「争いません」と述べ、起訴内容を認めた。

courtroom, gavel, Kabukicho neon lights, handcuffs, lawyer's office
※画像はイメージです

起訴状によると、小畑被告は2023年頃、SNSなどでスカウトした女性3人を性風俗店に紹介した行為が、職業安定法が禁じる有害業務目的の職業紹介にあたるとされている。検察側は、被告がグループの代表として組織を統括管理していたと指摘した。

「ナチュラル」は警視庁から匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)と位置づけられている組織である。SNSなどを通じて女性をスカウトし、性風俗店に紹介することで「スカウトバック」と呼ばれる報酬を得ていたとされる。小畑被告は長期間逃亡を続けていたが、2026年1月に奄美大島で身柄を確保されていた。

被告が起訴内容を全面的に認めたことで、今後の公判では量刑が主な争点となる見通しである。職業安定法違反で有罪となった場合、1年以上10年以下の懲役または20万円以上300万円以下の罰金が科される可能性がある。

近年、違法なスカウト行為に対する摘発が強化されており、2025年6月には風営法が改正され、性風俗店からの紹介料の支払いが禁止された。大規模スカウトグループのトップが裁判に臨んだことで、組織の収益構造や運営実態がどこまで解明されるかが注目される。