2026/4/1
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スポーツ

平野歩夢、骨盤骨折を抱えミラノ五輪ハーフパイプ出場へ「悔いなくやりきりたい」

要約

1月のW杯で板が折れるほどの転倒を喫し、骨盤の右腸骨などを骨折していた平野歩夢が、予選前日の公式練習後に負傷の事実を明かした。車いす生活から復帰し、4大会連続出場で2連覇に挑む。

ウィンタースポーツオリンピックスノーボードミラノ五輪平野歩夢

公式練習後に骨折を告白

スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が2月10日、予選前日の公式練習後に取材に応じ、骨盤の右腸骨などを骨折していたことを明らかにした。4大会連続の五輪出場となる平野は、2連覇が懸かる大舞台に満身創痍で臨む。

平野は1月17日、スイスで行われたワールドカップで板が折れるほど激しく転倒。顔付近や下半身を強打し、帰国後の検査で骨折が判明した。転倒した瞬間の心境について「終わった」と振り返った。

車いす生活からの復帰

負傷直後は車いすや松葉づえがなければ生活できない状態だった。打撲した膝は通常の約2倍に腫れ上がったという。平野は「日に日に良くなることに少しの喜びを感じて」と、回復の過程を語った。

現在も「いまだに膝の感覚がないような感じ。温存して滑っている」と万全には程遠い状態だが、それでも出場の意思を貫いた。

「1%でも可能性があるなら」

平野は出場を決めた理由について「1%でも戻れる可能性があるなら滑りたかった。このまま終わるより、悔いなく最後までやりきりたかった」と語った。

本番に向けては「できる範囲で限界を超えられるような滑りをしたい。自分のベストを尽くすのみ」と決意を述べた。骨折という重傷を負いながらも五輪の舞台に立つ平野の滑りに注目が集まる。