佐藤駿、五輪フィギュア男子SP9位 団体戦の声援なく「寂しさ感じた」
要約
初の五輪個人戦に臨んだ佐藤駿は88.70点で9位。団体戦で銀メダルに貢献した勢いを個人戦につなげたかったが、「チームメートの声援がなくて寂しさをすごく感じた」と語り、連続ジャンプのミスが響いた。
オリンピックフィギュアスケートミラノ五輪佐藤駿団体戦
冒頭の4回転ルッツは成功も連続ジャンプにミス
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート男子シングル・ショートプログラム(SP)が2月10日に行われ、初出場の佐藤駿(エームサービス/明治大学)は88.70点で9位となった。
佐藤は最終組で滑走し、冒頭の4回転ルッツを成功させたものの、4回転―3回転の連続トーループで後半のジャンプが2回転になり、着氷も乱れた。今季自己ベストは2025年12月のグランプリファイナルで記録した98.06点で、約10点下回る結果となった。
団体戦との心理的ギャップ
佐藤は団体戦のフリーで会心の演技を披露し、日本の銀メダル獲得に貢献していた。しかし個人戦では一転、「やばかったです。逃げ出したいくらいの緊張が始まる前からありました」と振り返った。
団体戦との違いについて「チームメートの声援がなくて寂しさをすごく感じました」と語り、仲間の存在が大きな支えだったことを明かした。前日9日の練習後には「1回滑っているのはすごく大きいと思うので、その流れで明日のSPもがんばりたい」と手応えを口にしていただけに、本番での緊張の大きさがうかがえる。
自己採点上回る得点にフリーへ切り替え
得点については「85~86点ぐらいかなと思っていたんですけど、88点と自分の想像より点数が出たので、そこはびっくりしました」と、自身の予想を上回ったことに驚きを見せた。
9位でSPを終えた佐藤は「フリーでは最終グループで滑れないのが残念ですけど、気持ちを切り替えて、いろいろなものを他の選手から吸収したい」と前を向いた。初の五輪舞台で味わった緊張と孤独感を糧に、フリーでの巻き返しを目指す。